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2、模様。

「カタチ」とは、位置・方向・強さを持つ点を線で繋(つな)いだ、言わば、ベクトルによって表現される、そして表現ができる図形である。だからまた、このような規則と秩序と原理の下に印象が構成され、それがイメージとして作り出される。

しかしそれは同時に、それ以外のカタチというのを表現できない、ということを意味している。そしてその限りで、それは知ることが出来るし、またこのような数値の集合体でもって頭の中で再現も出来るし、理解もできるのである。

しかし「模様」は、このような点が架空の線によって繋がるといったことがない。繋がるといった関係性が点同士の間にはないのである。それは言わばビットマップであって、無秩序で不規則な、それぞれの一つ一つが関わりのない、まったく別々の点の全体なのである。

戻る。                   続く。


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