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13、仲間化。


だからまた、このような者にとっての自意識というのは、見栄と体裁だけであって、中身がカラッポで、そもそも自分の考えや、自分の意志というのを持たないのである。また、それだけが取り柄なのであって、そのようにシツケられてもいる。つまり、シツケと行儀が行き届いているのである。

だからまた、集団として群れるしかなく、またそうである以上、仲間でない者をあぶり出して、懲罰を加え、辱め、貶めることによって、自分の立場を有利にしようとするのである。そうするしかないのである。それだけが自分を保身してくれるのである。要するに、「オマエが上か、オレが上か」だけの、誠におぞましい、恥さらしの世界なのである。

これ以外に、自分の立場を支えるものが自分の中にない以上、そうするしかないのである。それだけが取り柄なのである。それだけが自分に居場所と安心を保障してくれるのである。そしてまた、自分を周りから認めてもらえるようにしてくれるのである。そうやって生きて行く以外に方法がないのである。それ以外の取り柄がないのである。

戻る。                続く。

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2019-0113-0120