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6、共通の基準。


このようにして、現実といったものを見た場合、やはり何か共通するものが現実世界にあるのであって、だから、私たちは現実というのを、意識の世界で観念化し得るのである。共通の座標系の中に取り込んで、それを比較分類し、変化のカタチというのを見ることが出来るのである。出来るようになるのである。

そしてこの共通の座標系といったものが、私たちにとっての共通の舞台であり、私たちの存在の居場所でありバランスなのである。そしてこれが、自分の中で観念の世界を作り出しているのである。

だから、繰り返し言うと、私たちは同じものを見ているのであって、私たちには、ただそれぞれの場合の見え方が違うのだ、ということである。

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2019-0113-0120