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そして情緒の、このような一時的で不安定な状態が、その原因や理由といったものを探し求めて自分に迫ってきているのである。そしてそこから導きだされた理由といったものが、何かしらの判断を自分に求めていて、そしてそれがそのまま、自分の表情やポーズとして現れてきているのである。 しかし、それはまたそのままで、判断した行動への前兆の表情となることもあるし、あるいは、ためらいや驚き、あるいはまた、喜びや悲しみといった表情へと移ることがある訳なのである。 そしてまた、このような表情による意志の表明といったものが、自分に対しても、相手に対しても、どうしても必要になってくるのである。それは自分にも相手に対しても、どうしても答えておかなければならないものなのである。 なぜなら、このような表情やポーズを通して、自分をも含めたお互いの、交流とコミュニケ―ションが計られてゆくからである。それは人間にとって、どうしても必要なことなのである。 |
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