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2、営みの結果。


肉体の条件反射が、いつの間にか無条件反射になっていて、そしてそれが自分の中で、肉体自身の自律した作用として、自分の意志とは別のところで自分を支えていて、そして自分を促(うなが)し、強制しているのである。

自分というのが、ずっとそうであり続けたのである。自分自身の中の肉体の営みが、そうであり続けたのである。それは、数千数万に渡って生きてきた、自分自身の肉体の営みの結果なのである。そしてこの肉体のカタチこそが、自分が自分であることの、目に見える証明になっているのである。

なぜなら、この自分の肉体を除(のぞ)いたところに、自分と現実との接点がないからである。自分の肉体のないところに、自分というのは存在し得ないからである。そして、自分の存在というのは、自分のこの肉体のことを言っているのである。

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