index< 日誌 < aj情緒 < 23-16「交感S:共感」p8


4、精神の領域。


自分が、自分の中で分裂している。そうして、自分で自分を見ているのである。分裂しているから、相手としての自分を見ることが出来るのである。意識が自分の中で、自分の中にある無意識の世界を感じているのである。自分で、自分の中をのぞき込んでいるのである。

そうやって自分を意識し、自覚し、認め、そして自分自身というのを他人と識別し、区別しているのである。そうして、だれにも侵(おか)すべからずの、自らの精神の領域を持つに至ったのである。自己と他人との間に境界線を持つに至ったのである。

戻る。                   続く。


index< 日誌 < aj情緒 < 23-16「交感S:共感」p8