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もう一つは、他者との関係である。なぜに私たちは、他人の考えといったものを理解したり、話したり出来るのだろうか。あるいは音楽や絵画を見たときに、なぜ感動したり、あるいはまた、そうした感動というものを他人と共有したりすることが出来るのだろうか。 理由は簡単である。それは自分も相手も、そして誰もがみな同じ種に属している「同一種」だということである。ということは、同一のシステムが自己の中で機能している、ということなのである。 個性による多少の違いがあるにしても、それが同じ種であるということが、自分の中で同じように作用しているのである。そしてまた、この「多少の違い」ということ自体が、同一の種であることを証明しているのである。 |
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