index< 日誌 < aj情緒 < 23-16「交感S:共感」p8


7、共有。


いままで述べてきたことが、私たち人間が共に感じたり、響き合ったり、感情を共有したりすることが出来る条件になっているのである。人間というのが同じ前提と、同じ原理の下で感じ合っているのである。また、その下でいることが、共に何かを感じ合ったりすることが出来るようにしているのである。

だから、共に響き合うこともあるし、感じ合い、交流し合い、またそれを共有したりすることができるのである。むしろ、そうならざるを得ないのである。しかしまた、ここからより複雑なことも分かってくる。自分と他人、そして社会との関係である。

私たちは、同じものを見たり聞いたり触れたりするときに、たいてい似たような感じ方をする。はたしてそこから何を考え、どういう感情を抱くかは、人それぞれに別々であるが、それ以前のところにある刺激に対する感覚の感じ方がよく似ているということなのである。だからまた、それがもたらす情緒の感じ方も似てくるのである。

戻る。                   続く。


index< 日誌 < aj情緒 < 23-16「交感S:共感」p8