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だからまた、このような必然性を構成している様々な要素や条件といったものが、どこかで繋(つな)がり合っていて、そして際限なく連鎖しているのである。そうして、様々場面で重なりあって、集積し、拡がっていって、連携し、連続し、新たに作り出されては消えてゆく。私たちは、このようなリズムの移り行きの世界を生きている。そしてそれ自体がまた、一つの情緒の世界なのである。 従ってまた、だからこそ、それらの中の何の関わりのないように見える、ささいな出来事や印象の中で、いやが上にも何かを無意識の内に感じてしまうのである。実際の目にに見えるものとしてではなく、自分の中にある得体の知れない何かを探し求める、暗示や象徴として浮かび上がってくるのである。 自分の中にある、何かしらの情緒や気分を呼び起こし目覚めさせるスイッチとして、そしてそれへと導くサイン(合図)として感じられてくるのである。 |
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