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このような様々な要素が共存し、あるいは付属物としてまとわりつき、つきまとっている。様々な他の現実の動きと関係しながら、そして、そうしたことが、それらを全体として一つの自律したパターンの型式に作り出しているのである。そして、これが「バランス」なのである。 それは「情緒」を作り出している、様々な感覚器官と自然環境、そしてそれの生成と変遷の過程から押し出されてくる必然の結果なのである。避けることも逃げることも出来ない、そしてただそれだけが、自己を継続してゆくことの出来る導きの示標なのである。 そうするしかなく、そうしてのみ自己が自己として存在し得たのである。そして、現在の自分の姿(すがた)といったものは、このような数万数億年に渡る必然性の結果なのである。そしてこれが、自己の存在の必然性であり、自分が自分であることの証明であり、自分が自分を意識し自覚する自己意識になっているのである。 |
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