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7、サイン。


自分で自分のタマシイを覗(のぞ)くようなことを、してはならないのである。それは、気づいてはならない自分自身の背中なのである。自分を背後から見てはならないのである。自分が生きていることに疑いを抱いてはならないのである。

そして、いまとなっては、そうしたタマシイの痕跡やその断片、ワケのわからない意味不明な印象や符号(サイン)だけが、得体の知れない何かの暗示や啓示、印(しるし)として自分を惑わせ、戸惑わせているのである。

これはとっても大切なことであるにも関わらず、自分では何のことか分からずに、 忌々しく、わずらわしく、おぞましいものとして自分に迫ってきているのである。

戻る。                続く。

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