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ただそれが、ストレートな肉体的暴力から、理性を伴う経済的暴力へと入れ替わるということである(この方が恐ろしい)。つまり、表面的な学歴や出自、コネと談合がそうなのである。 つまり、自分自身ではなく、自分の後ろの人間関係の存在によって、自分の価値が認められ、そして自分の身を施すことが出来るようにしているのである。能力や知識はむしろ有害で無い方が良い。 トップの言うことをそのまま何も考えずに実行してくれる人間が求められるのである。自分の考えを持たず権威に従順で、自律した自己の自意識というのがなくて、ただひたすら周りに合わせて玉砕と万歳突撃だけを繰り返す、そうした人間が好まれるのである。 |