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だからまた、感情も、意志も、思考も、すべて他人まかせであって、このような集団をまとめている権威に対して盲目的に従順するのである。そして同時に、そうでない者を全力で排除するのである。 それが自分たちの使命であって、「自分たち」という世界の生命線になっているのである。そしてこれこそが自己のアイデンティティーなのである。 だからまた、「自分たち」がいないところでは何もできず、考えることもできず、自分の感情を知ることもできず、自分にとっての「信じるもの」をどこまで行っても見つけることができないのである。なぜなら、もともと自分というのが存在しないのだから。 |