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しかしそれもまた、人間のタイプ(類型)の問題でもあって、それが正しいとか悪いとかいう問題ではなくて、そうした様々な人間が寄り集まって、全体としてバランスされている、ということなのである。 そしてこのバランスというのが、その時代の価値観なのであって、例えばそれを近代(16世紀〜)という時代で言えば、合理性と効率なのである。すなわち物的な産業の拡大が最優先されたのである。 様々な事情から、それがもっとも人間にとって合意されやすく、まとまりやすいスタンス(立場・態度)だったのである。ここから近代特有の価値観や形成され、それが常識として定着してきたのである。教育や社会秩序、そして何よりもこの世界に生きる人間の「自意識」がそうなのである。 |
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