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たとえば様々に異なる感情の違いといっても、最終的には、それらのすべてが何々の「感情」という、この同じ「感情」という言葉で表現されるようにである。種類は違っても、それらがすべてが「感情」という同じカテゴリーに属するという意味でそうなのである。そしてこの感情を生み出しているのが情緒なのである。 たしかに恐れや怒り、悲しみや喜びと言っても、それらの始まりのキッカケは、驚きや脅威といった何らかの外からの刺激である。何らかの、日常の持続性を打ち破るような出来事である。そうした意識や情緒の日常性を破壊するような出来事から始まっている。 そして、これらのたいていのことが、驚きや脅威といった情緒の共通の働きから始まっている。そしてこの情緒が、感情という何らかのカタチを示す直前の表情が、「ヒンシュク」なのである。 |