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8、無意識の世界。


カタチなき精神は、自己の現実の肉体の中に取り憑(つ)き、乗り移り、成り済ますのである。精神は、現実のカタチあるものを通してしか、自己を表現し得ないのである。それがまるで自分の身体であるかのようにである。だからまた、そうせざるを得ず、そうならざるを得ないのである。

それは現実というよりも、自分自身の精神の中にある、観念や無意識の世界なのである。そしてこれが私たち人間を支配しているのである。意識や思考という、そうした自覚以前の、無意識の世界が私たちを支配しコントロールしているのである。

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