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2、根底にあるもの。


それは自分の記憶の中を見つめているのであって、そしてそこから何かを思い出そうとしているのである。言い換えると、遠くにあるはずの「あっちの世界」を見ているのである。

このような表情や仕草の根底にあるもの、その心理状態といったものは、やはり同じものではないだろうか。悩むとき、探し物をしているとき、それが見つからないとき、考えごとをしているとき、何か物思いに耽るとき、昔のことを思い出そうとして思い出せないとき、・・・などがそうである。

そうした場合、やはりどれも、このような「目を細め、ぼうぜんと遠くを見ている」。感情の内容や動機はみな違うのであるが、それでもやはり、その仕草や表情がよく似ているのである。

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