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5、思わせぶり。


だから、それが何かというのが分かりづらく、気づくこともなく、自分でも意識されることがなかったのである。しかしそれでも感覚は、自分とはどこか違う、そうした何かを感じているのである。そしてそうしたことの、得体の知れない直観や衝動、本能のようなものが自分を突き動かしてゆくのである。

私たちが何かを見て感じてワケもなく美しく、あるいは恐ろしく、または厭(いと)わしく感じたりするのは、このような感覚の、自分でも理解できない、自分自身の中にある無意識の情緒の世界が、そう思わせているのである。

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