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6、思考という錯覚。


そしてこの誤解の仮定の上に、それを前提にして新たな秩序や常識、そしてまた、自分たちの自意識といったものが作り出されているのである。

だからまたそれは、それ自体が偏見や錯覚、誤解や誤認であると言わざるを得ず、そしてまただからこそ、それが思考なのであって、意識となり得るし、そしてそれが自分たちの信じるものとなっているのである。

そしてこのような自意識の根拠になっているのが、思い込みや誇大妄想、偏見、錯覚や誤解、誤認の世界なのである。なぜか? もしも人間にこのような錯覚や偏見がなければ、進歩も歴史もなかったであろうからである。

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