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2、おびえ。


また、そうした過程が表情や仕草となって現れているのである。たとえそれが一時的であっても、瞬間的にそのようなポーズをとるのである。それは何かしらのそれへの前兆なのであり、予兆であり、暗示なのである。それへと示唆するサインなのである。

目の動き、体勢、そして身体全体の動きや仕草がそうである。また、身体内部から現れくる、「めまい」や血圧の上昇、赤面、冷や汗、手足の震え、心臓の圧迫なのがそうなのである。しかし、なぜそうなるのかと言えば、それはいまだ自分の中で動揺しているからである。

動揺してはならないところで動揺しているからである。もっと正確に言うと、自分でもどうしたらよいのか分からず、また、それ以前に、自分の目の前の事態がよく呑み込めていないのである。だから、戸惑い、ためらい、困惑しているのである。あるいは驚愕し、怯(おび)え、戦慄しているのである。そして、それがそのまま、自分の肉体の表面に現れているのである。


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