index< 日誌 < av表情< 23-72集中する筋肉の方向4「怒りと笑い」p10 |
感情や思考、それに感覚の自覚といったものが顔の中心部、すなわち両眉の中心部眉間に向かっている。これが緊張しているとき、感情が高ぶっているとき、怒っているとき、苦悩するときの表情である。 そしてそこからまた、これを起点として、そこから外に向かって緩やかに拡がっていって消えてゆく、そうした、感情が穏やかな方向へと移って行くというのが、嬉しいときや楽しいときの表情である。怒りが感情を高ぶらせ、そして笑いがそれを消失させて行くのである。 ただし、これが瞬間的に一気に行われると、顔が引きつったり、歪んだり、不規則にかっかっかっと呼吸が乱れたまま爆笑することもある。しかし爆笑も穏やかな笑みも、それが緊張からの解放であることに変わりはない。そうして普段の日常の自分に戻るのである。だから、これはどうしても避けられない表情なのである。 |
index< 日誌 < av表情< 23-72集中する筋肉の方向4「怒りと笑い」p10