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8.たましいの世界。


顔表面全体の筋肉とそのシワ、そして血管や呼吸の動きが顔の表面に表れている。そうして、何もかもが本来の自分に戻ろうとしている。また、そうした表情の中に自分を見ていて、それを感じ、そして確かめ、認め、安心しようとしている。自分が自分であろうとしている。

そうした表情なのである。これは他人に対する表情である以上に、自分に対する表情でもあったのだ。自分で自分を見ている。そうして自分で自分を意識している。自分の表情を通して自分というのを感じているのである。

そうした、目に見える肉体表面の表情を通して、相手の中の、そして自分自身の中の肉体内部の筋肉や血流、そして心臓や呼吸の動きを感じていて、そしてそれを見ているのである。


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