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9、感じ方。


だから、人間が相手の表情を通して何かを感じるというのは、実は、自分自身の中の肉体の反応を通して、それを感じ取っているのである。感じられるし。知られてもくるのである。自分も相手も同じ肉体のシステムを持つ、共通の「種」だったのである。

相手に対して感情的に何かを感じたり、共感したり、共鳴したりするのは、このためなのである。それは、同一の種という、同族だからこそあり得ることなのである。そして人間は、それを感じるだけでなく、実際には、それに支配され、規定されているのである。

そしてそうしたことが、顔の表面の表情として現れているのである。そして実は、まさにこれこそが、自分自身の無意識の生理や情緒の世界なのである。感覚の感じ方や、気質や気性の世界なのである。


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