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しかし、いままで述べてきた、自分自身の情緒や生理の世界に、このような自己が同一でない、ということがあり得るのだろうか。それはあり得る。現実に生きている自己の自意識が、自分の中にある無意識の生理や情緒の世界と、どこかで切り離されているのである。 そしてこれが、意識の世界の自分と、現実の自分との間で対立を引き起こしているのである。これが自分の中で障害や不具合、そして精神の不安定とアンバランスを招いているのである。そしてそれが自分にも意識されるし、自覚もされ、知られてくるのである。 そうして、これがまた、自己の同一性の喪失として感じられているのである。しかしまた、このような自覚こそが、自分で自分を意識する自意識なのであり、そしてまた、自己の同一性の意識なのであり、自己の同一性そのものなのである。自分は自分でなければならないのである。 |
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