| index＜ 日誌 ＜au錯覚＜23-78「暗示の世界」p6 |
| 自分で自分の感じ方や思考に対して、何かしらの違和感を感じていて、自分で自分が他人のように感じられてきて、そして、そうした自分を意識してしまうのである。自分が自分の中で分裂していて、そしてこの分裂が、否応(いやおう)なく自分を意識させてしまうのである。 そうした意味で、見ているものと、何を見ているのかというのは、別のものだたと言わざるを得ないのである。何かを感じているという感覚の刺激そのものと、その感じ方というのは、まったく別の世界の出来事なのである。 そしてこの感じ方というのは、それ自体が刺激に対する自分の感じ方なのである。外からの刺激に対する、自分自身の内部での関連付けなのである。そしてそうであるならば、それが自分の感じ方なのであって、自分で自分を感じているのである。 そしてこれが自分の意識なのである。それは、自分の感じ方に対する自分の意識なのであって、自覚された自意識なのである。 |
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