index< 日誌 au錯覚23-83「反響」p4

2、よりどころ。


これは無意識の世界である。潜在的な可能性というのかも知れない。いや、むしろリスクである。可能性とはリスクのことなのである。無意識の、そのまた奥の方にあるタマシイの世界である。

ただし、ここで言うタマシイとは、何か「霊的」という意味ではない。そうした意味でタマシイとは、自分の中から離れて行って、そしてやがて最終的に戻って行くところの、拠りどころという意味でそうなのである。

たとえば民族のタマシイという場合、それは民族のアイデンティティーという意味でそうなのである。それは自己の根源であり、自己の精神的な拠りどころという意味でそうなのである。

戻る。                続く。

index< 日誌 <au錯覚23-83「反響」p4