index< 日誌 <au錯覚<23-85偏向2 「表情の印象」p9 |
現実を観念の世界で抽象化し、それを何かしらの印象として記憶に残しているのである。コトバではなく、何かしらのサインやイメージとして無意識の世界で残り続けているのである。そして、このような印象や思考の集中するところ、目立つところの印象、注目すべきところの印(しるし)を、相手の顔の中に探し求めているのである。 神経や筋肉の運動が目指し集まるところ、そうした傾向がもっともよく現れる基準としての目印し、また、それへと向かう線やシワや色といったものの方向の先を、相手の顔の表情の中に見て取っているのである。 しかし、それだけではない。実際の神経や生理、筋肉の動きや働きといったものが現実の営みである以上、それが向かうところの傾向の、現実の物理的空間が無ければならないのである。 |
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2019-0101-0104