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5、生理。


このような自分の肉体の営みでもって、自分自身の感情や情緒といったものを感じ取っているのである。そしてそれは、自分の肉体に対する意識の自覚なのである。それは自分で自分を意識する自意識なのである。そしてこれが、もっとも目立ってよく見える場所が、人間の顔の動きであって、これが表情なのである。

もちろん、見えないところもある。それは肉体の内部であって、それは見えるのではなくて、自分自身の肉体に対する感じ方でもって感じられてくる、「体内に向けられた感覚」であって、わくわくする、むずかゆい、熱い、苦しい、むかつく、腹が立つ、「めまい」や嘔吐などといった生理的な感覚でもって感じられてくるのである。

戻る。                続く。

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2019-0101-0104