index< 日誌 < h感じ方< 23b-100「肉体の記憶」p5 |
これが感覚の世界である。それは、自分と世界とのかかわり方を言っているのである。自分で自分を見つめている。自分が他人のように思えてきて、そして、自分の中にいる本当の自分に気づき始めたのである。 言葉や意識の世界では、こうしたことは起こらないし、また不可能である。これは、そうした意識とは別の世界の出来事なのである。従ってまた、だからこそ、それが偽りなき真実のことのように思えてくるのである。 真実でしかないのである。それが自分自身の本来の根源だからである。そしてこれが、自分と世界との直接の係り方を示していると思えてくるのである。 そうしたことを無意識の夢の世界で見ている。現実から切り離された、自分だけの閉じた世界である。自分でも意識されることのない本能と直感、そしてワケの分からない衝動の世界なのである。 |