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しかし、それでは当事者が共通の座標軸を持たない場合はどうか。 この場合は、異質で未知であるということだ。知りようがないということである。言い換えれば、この共通の座標軸自体が、この世界で生きる者の現実を意味しているのである。 従ってまた、この現実を離れたところのものを、人間は知り得ないのである。また、そうした世界に人間は存在しないし、存在し得ないし、またそれ以前に人間という概念自体が成り立たないのである。それは、異質の次元の異なる世界なのである。 だからまた、それが自分にとっての現実でなければならないのである。そして現実とは、何らかの自分との関わり方のことである。どこかで、自分と外の世界との何らかの関係があって、それで始めてそれが現実だと言えるのである。 |
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2019-0113-0120