index< 日誌 <ai原理< 23b-20「続、歴史の必然性」p11

8、グローバル化。


だからまた、今日のチベットやアフガン、パレスチナ、あるいはソビエト時代のロシアが、辺境の少数民族に対して行ったことが、これなのである。あるいはまた、かつての大日本帝国が朝鮮半島で行ったことが、これなのである。

要するに、近代化を強行しようとしたのである。わずわしく、まぎらわしいだけの「民族のタマシイ」というのを、国民という意識に統合しようとしたのである。

あるいはまた、かつての日本が、アメリカに負けると分かっている戦争を始めたのも、自分がそうなりたくなかったからである。アメリカの植民地になりたくなかったのである。日本人が日本人としてあり続けようしたのである。

欧米の下で、自分たちの生活様式を替えたくなかったからである。自分たちの文化と伝統を守ろうとしたのである。自分が自分のままであり続けようとしたのである。グローバル化を拒んだのである。

戻る。                続く。

index< 日誌 <ai原理< 23b-20「続、歴史の必然性」p11
2019-0113-0120