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だからまた、今日のチベットやアフガン、パレスチナ、あるいはソビエト時代のロシアが、辺境の少数民族に対して行ったことが、これなのである。あるいはまた、かつての大日本帝国が朝鮮半島で行ったことが、これなのである。 要するに、近代化を強行しようとしたのである。わずわしく、まぎらわしいだけの「民族のタマシイ」というのを、国民という意識に統合しようとしたのである。 あるいはまた、かつての日本が、アメリカに負けると分かっている戦争を始めたのも、自分がそうなりたくなかったからである。アメリカの植民地になりたくなかったのである。日本人が日本人としてあり続けようしたのである。 欧米の下で、自分たちの生活様式を替えたくなかったからである。自分たちの文化と伝統を守ろうとしたのである。自分が自分のままであり続けようとしたのである。グローバル化を拒んだのである。 |
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2019-0113-0120