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そしてこのような、もはや行き場のない絶望的な管理者からすると、自分の部下はすべて自分よりも無能でなければならないのである。有能な部下は排除しなければならないのである。そうしてのみ、自分の立場というのが維持されてきたのである。 だから、みんなとどこか違う、ハンディのある弱い立場の人間に絡むし、嫌がらせをするし、とことん壊れて辞めて行くまで、みんなでイジメ倒すのである。「上の者」がそれを示唆し強要するのである。会社を辞めて行くしかないようにである。そうするしかないように出来ているのである。そして、これだけが最末端の管理者の「取柄(とりえ)」なのである。 だからまた、このような世界にあっては、自分のやりがいというのが、「自分たち」でない者、異質で弱い立場の者に対する、共通の団結したイジメに発揮される。嫌がらせ、陰口(かげぐち)、後ろ指がそれである。それに脅迫、脅し、ゆすりたかりまである。そしてまた、このようにして、自分たちという共通のキズナを確かめ団結し合うことが出来るのである。 |
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2019-0113-0120-B