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8、最大多数派。


こうしたことは公平に見て、上からでは見えないのである。下からでないと見えて来ない、そうした世界なのである。ということはまた、自分がそうした世界を黙認し、当然のこととして是認してきたということである。

それを見ないし、見えてこないし、見ようともしないで居られる、そうした立場の人間なのである。そして、このような人間が世の中の大多数なのであって、そうして世の中が成り立っているのである。すなわち、このシステムの仲間であり、共犯なのである。

すなわち、住んでいる世界が違うのである。しかしまた、そうしたこと自体が、自分でも気づくことがなく、知らないままで弱い立場の人間を踏み続けているのである。また、踏みつけているからこそ、それが見えず、見ないでいることが出来るのである。

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2019-0113-0120-B