index< 日誌 <d無意識 < 23b-29「見知らぬ世界」p8

5、マダラ模様。


それはまた、無意識の夢の中の世界にもよく表れていて、特にその現れ方に最もよく表現されている。目に見えるすがたカタチは二の次であって、何よりも大切なのは「ひらめき」なのであって、願いや祈りなのである。

だから、まず始めに現れるのはカタチあるものではない。ぼやけてボンヤリしていて、目覚めでも眠りでもなく、従ってまぶしい白(しろ)でも、何も見えない真っ暗でもなく、その中間の濃い灰色である。それも濃灰色と白色の交じり合ったマダラ模様の灰色である。

そして、白い点が見えてきて、そこから白い部分が繋がって線となり、何かの輪郭となって、そしてこの閉じた輪郭の中から何かしらの模様が見えてくる。まるでのたうちまわる何かの白い生き物のように。そしてこの模様が、すなわち、すがたなのである。

戻る。                続く。

index< 日誌 <d無意識 < 23b-29「見知らぬ世界」p8
2019-0113-0120-B