index< 日誌 <d無意識 < 23b-29「見知らぬ世界」p8 |
だから、女か男かもわからないし、ただ何かを非常に欲していて、願い望んでいる。恨(うら)めしそうに。そうした心の動きというのが、目の周りの表情を通して見えてくるのである。そして、そうした表情の何もかもが、目と目の間へと向かい、凝集(ぎょうしゅう)されて行くのである。のっぺりして何もなかったところに、表情がカタチとなって現れてくるのである 目のまわりの筋肉のシワと起伏、そしてその動きが、それを強く示唆しているのである。そしてそこからまた、身体の姿勢やポーズが見えてくる。そしてそれが目指す動きといったものも知られてくる。何を望み欲していて、そして何をしようとしているのかというのが、具体的に見えてくるのである。 これはつまり、自分の中の精神が、自分の姿を求めて現実の世界に出て来ようとしているのである。そして、これを夢の中で見ている自分は、そうした自分というのを強く意識せざるを得なくなっているのである。 |
index< 日誌 <d無意識 < 23b-29「見知らぬ世界」p8
2019-0113-0120-B