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馴れといったものが、時間の経過とともに画一化されパターン化されて行く。それでは、しかしこの、パターン化されるというのは何に対してなのだろうか。 現実の実際の出来事や刺激に対してパターン化されるのではない。たしかに動物は反射作用というのがあって、これが繰り返されることによってパターン化されるというのも事実である。 しかしパターン化されるという場合、それは非現実的なものである。というのは、現実の刺激というものは、何一つとして同じものがないからである。たしかに似たものはたくさんある。しかし、全然似ていない全く別の刺激に対しても、同じようにパターン化された型式でもって反応を示すということが多々あるということである。 他に反応の仕方を知らないからである。とりあえず、それにもっとも近そうなパターンの型式でもって、つまり、仕草や表情でもって、これを表すことになるのである。どういうことかというと、これは現実の刺激とは別の世界なのである。自分の肉体内部の条件反射の世界なのである。自分の都合なのである。 |
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2019-0121-0126