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3、情緒の表情。


これは、外の世界の刺激が作り出した、自己の内部の情緒の世界なのであって、これを情緒の神経と生理の作用全体が、仕分け分類し、そしてそれにもっとも適当な型式のパターンでもって、仕草や表情を表現しているのである。

表情や仕草といったっものは、実際の刺激がこれを決定しているのではなくて、それが蓄積され、集積された結果としての情緒がこれを決定しているのである。だから、これらの表情とといったものは、感情の表現としては未だ未分化の情緒の表現にしかならないのである。

だからまた、このような場合、表情だけを見ると、それは他人に対する怒りなのか、自分自身に対する苦悩なのか、あるいは、驚きなのか恐れなのかというのが、表情だけでは未だはっきりと断定できないのである。

だからそれは、やはり、感情になる前の情緒の直接的表現なのである。自分自身の身体が知っているか持っている表情や仕草といったものは、それしかないのである。それ以外の表現の仕方を知らないのである。

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2019-0121-0126