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2、区別。


つまり、当初の、何らかの偶然の、個人的な偏向のクセといったものが始まりなのである。しかし、これが周りにまで広がるということは、これはその時点で偶然ではなくて必然なのであって、そうした必要とそれを求める何かが働いていたということである。

そしてそれ自体が、人々を取り巻く環境と条件の変化を暗に示しているのであって、それまでとは違う、何らかの必要があったのである。個人を超えた、生態系のシステム全体のバランスがそれを求め、あるいは容認したのである。

「種」である以上、他の種との間で厳密な区別があるとしても、しかしまた、同じ種の内部においても、やはり個体間の誤差や区別の違いがあるのであって、だからまた、これを個体と言っているのである。

戻る。                続く。

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2019-0121-0126