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かすかな痕跡の、もっとも気になる点というのは、要するに何かの目印しやサインのことであって、そこから始まって、目に見えない失われた記憶の世界を辿って行くのである。 そして、こうして点が繋がり、線になり、線のカタチになって、そしてその周りに模様と色が現れてきて、そしてそれ自体が、何かの意味不明なイメージになっているのである。そしてこのイメージは、現実のものではない。現実のものであってもならない。 それは現実のものではないからだ。それは現実にはない、自分の中の情緒の世界を映し出しているのである。だからそれは、気分や気持ち、心情といったもので、現実とは直接の接点を持たないのである。 |
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2019-0121-0126