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3、肉体の生理。


仮想であるということ。それは自分の中の観念の世界なのであって、これが自意識の元になっている。そしてこの仮想の世界を作り出しているのが、自分自身の肉体の生理作用なのである。

だからまた、それがいったい何のことなのか、自分のことなのに自分でも知りようがないのである。それを知るためには、何らかのカタチが必要なのである。もののカタチだけでなく、時間の経過とともに移り行く変化のパターンにも、気づかねばならないのである。

カタチ無きものを、私たちは知りようがないのである。だからそれは、もっとも原初的なカタチになる前の、モヤモヤとした気分や雰囲気、情緒の変化として意識される。しかし、それが意識されても、それがいったい何のことなのか自分でも分からず、知りようがないのである。

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2019-0121-0126