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8、観念の世界。


そして、それが意識され、理解も出来るというのは、意識というのが型式化されていて、その中で秩序づけられ、順序づけられているからに他ならない。意識と思考が、そうだというのではなくて、むしろ、自分が経験してきたことに対して、そのように意識し、また自覚しているということなのである。自分の頭の中で、そのように整理されているということである。

だからまた、自分の経験した現実の出来事といったものは、頭の中で仕分け・分類・整理され、順序づけられていて、すなわち、カテゴリー化されているのである。そしてこれが観念の世界なのである。そして、それはまた、そうした範囲内でしか、人間は何も理解することが出来ないということなのである。

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2019-0121-0126