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2、別人格。


何気ない、どうでも良い、気にもならない、そうした日常のクセや習慣、あるいは動作や仕草といったものが、結局のところ、それ自体が自分を意識する場面になっている。なぜか? それ以外に自分を確かめる方法がないからである。自分で自分を意識し納得出来るものが他にないからである。

意識する自分とは、自分の中にしかないのである。そして実は、これこそが自分自身のことなのである。何気ない無意識の、自分の意志とは無関係の、あるいは自分の意識から自律した別人格のような自分、そうした無意識の世界を日常が作り出しているのである。現実がどこかでズレていて、その中で自分が歪んで見えてくる。

戻る。                続く。

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2019-0207-0214