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ここへきて始めて情緒といったものが、明確な目的と対象をもった感情に変化する。そして同時に、それが見えるカタチとして表情を現わしてくる。それが何なのか、自分でも意識され知られてくるのである。 始め、驚きと戸惑いだけだったものが、しばらくすると他の具体的な感情へと変わって行く。たとえば、怒りと恐れ、楽しみなどといった感情がそれで、それらの間では、その顔面の色や筋肉やシワの動き、そして身体の姿勢やその動きと動作にハッキリした区別が見られるのである。 だから驚きとは、その対象が未だ分からない状態の、最初の未だ未分化の感情の始点なのであって、感情というよりも情緒に近いものであって、そこを始点として、そこから様々な具体的な感情が分岐しているのである。 |
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2019-0207-0214