index< 日誌 <av表情 < 23b-51「おどろきの表情」p4 |
すなわち、「おどろき」というのが現実と結びついて、現実の様々な感情の形式となって現れているのである。怒り、喜び、悲しみ、望み、恐れといったものがそれで、それがだれから見ても、それと分かるような感情の表面的なカタチとして現れているのである。 それでは、この表面的なカタチになる前の驚きと脅威の世界とは何か? それは、自分が自分に驚いているのである。何かに「驚いている」、そうした自分に自分が驚いているのである。 自分が自分に驚いている。そしてこのような自分というのを、なんとなしに、自分でも気づかないまま意識しているのである。だからまた、そうした自分に驚き、ためらい、当惑しているのである。そしてこれが、自分にとっての本当の脅威なのである。 |
index< 日誌 <av表情 < 23b-51「おどろきの表情」p4
2019-0207-0214