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2、なみだ。


このようにして、眼のまわりの血管が緊張し、集中して熱くなる。目の後ろに血液が滞留し涙が出やすくなると共に、頭部全体の血圧が高くなり、滞留し緊張した血流が眼球を外へ押し出そうとする。

このような状態から眼を守るために、マブタを閉じて保護すると共に、涙を流して温度を下げ、眼と外部の間に涙の保護シールを作り上げる。このようにして、眼球が外へ飛び出るのを防ぐと共に、炎症を防いでいる。

これを外部から見ると、眼を細め、マブタを閉じ、涙を流すといった状態になる。しかしまた、外の世界は見えていなくてはならない。それはまた、緊急の状態にあるので、なおさらである。

薄くても、たとえ少しでも見えていなくてはならない。よって、額(ひたい)の中央部がシワめられ、両眉(まゆ)の内側が引上げられる。眉は、顔面中央部から八の字型に、内に向かって盛り上がる。

ただし、激しく号泣する場合は、顔の中心に向かってシワと筋肉が「×型」に収束する。眉が、顔の中心に向かって「八の字型」でなく、反対の「逆八の字型」となる。従ってまた、当初八の字型だったものが、激しく号泣するにつれて「逆八の字型」に変わることが普通にある。

戻る。                続く。











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2019-0207-0214