index< 日誌 < af必然< 23b-68「目的の変異」p6 |
さらにまた、直接・間接の様々な組織や器官の、全体としての総合的で瞬間的な連携によっても「動作」が成り立っている。また、それらの間の瞬間的な関与の度合いと、その主従関係、順序の変化についてもそのまま言えることなのである。 それらは、様々な一時的で瞬間的な繋がりの連鎖によって成り立っている。そして、これを永い歴史の結果から見ると、やはり変異しているのである。たとえば、始め意図的で意識的な動作であったものが、無数世代による長い歴史的な繰り返しによって、無意識の日常的な習慣に替わっているのである。古い習慣がどこかで捨てられているのである。 あるいはまた、いまとなっては無意識な動作の仕草だけが残っていて、果たしてそれがいったい何が目的の動作であったのか、わからなくなっている。そうした意味不明の仕草や表情だけが残っている、そうしたケースが多々あるのである。 |