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2、暗示。


しかし、それはまた、そうやって自分という者を感じもし、意識もしているのである。それが欠けていて、抜け落ちている自分というのに気づかざるを得ないのである。また、そうしてのみ自分を意識することが出来るのである。それは、それを通して意識するしかないものなのである。「それ」とは、錯覚と幻想のことである。

それは、自分の中の未知の世界であって、それは、どうしても自分で確かめなければならないものなのである。自分というのが、もともとそのように出来ているのである。

そして、たいていそうしたことは、実はそれが、自分にとってもっとも必要で、もっとも深刻に求められているものなのである。だから、それが気になって仕方がないのであって、それなしには自分というのが成り立たず、存在し得ないのである。

戻る。               続く。

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2019-0221-0307