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2、見えない。


この意味での現実の世界というのは無限なのであって、人間はただ自分と関係のある現実を知り得るに過ぎないのである。あるいは、自分にとって都合の良いものだけを、自分の都合に合わせて見ているのに過ぎないのである。

偶然の思いつきと思い込みの、思いのままに自分と自分たちの都合に合わせて見ているのである。あるいは、そのようにしか人間には見えないのである。

このような主観、あるいは偏見、偏った考えや意識の、そうした限られた範囲でしか世界が見えないし、見る必要もないのである。また、見えていても気づかないし、見えても来ないのである。それは、見えてはならないものなのである。

戻る。               続く。

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2019-0307-0313