index< 日誌 g自己分裂< 23b-93「意識の場面」p6

3、区別。


このような変化のあり様が原理の必然性を見せているのである。そうした意味で時間というのは観念的で、精神的なものと言える。

また、言い換えると、このような時間の流れの中で自分を見ているという、それ自体が、すでに何らかの目的や理由の下に自分を意識しているのである。他者としての現実世界と、自分自身の精神の世界を区別して見ているのである。

肉体と精神が区別されて、そして分裂している。主体とその対象として、自分と外の世界を区別しているのである。また、そうした区別があって始めて、自分が自分を意識し得るのである。

戻る。             続く。

index< 日誌  g自己分裂< 23b-93「意識の場面」p6
2019-0313-0317