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10、迷信。


では、いったい何を信じるのかというと、世の中には「上の者」と「下の者」がいて、この上下の関係こそが何よりも大切なことなのであって、絶対に服従しなければならないという信念なのである。

これは裏を返せば、自意識というのが他人に依存しているのである。自分が自分に対して自律することがないのである。自分の中に自分が存在しないのである。自分が自分に対して責任がないという世界なのである。そしてこのような、個人を排除した集団主義の世界なのである。

戻る。             続く。

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2019-0313-0317